それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。(ヨハネ19:27)
イエスが十字架上から弟子のヨハネに言われた言葉です。「自分が死んだ後、残された母マリアをあなたが引き取って世話をするように」という意味です。この言葉に続くのは、イエスが頭を垂れて息を引き取られる場面です。
「イエスは・・・『完了した』と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった」(同19:30)
十字架刑という苦しみの極みを味わいながら、しかも最後の息が切れようとしているまさにその時、イエスは母マリアに目を留められました。そのまなざしは、主を信じて慕う私たちにも同じく注がれています。主は、同じ愛をもって私たちを気遣ってくださるのです。
日々イエスの十字架を見上げ、御言葉を土台として主について行く私たちの信仰を主はご覧になられ、恵みの御業をなしてくださいます。
「イエスは弟子たちに言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい』」(マタイ16:24)
恐れを捨てて神を愛し、神について行き、全ての栄光を神にお返しする人生へと変えられていきたいと思います。素晴らしい主の愛を体験できる人生へと変えられることに期待します。
◇