トルコ南東部のシリア国境近くでマグニチュード7・8の巨大地震が発生し、両国で多数の死者・被災者が出ていることを受け、日本福音同盟(JEA)や日本キリスト教協議会(NCC)、日本聖書協会、日本基督教団、救世軍も募金の呼びかけを始めた。
日本福音同盟(JEA)
JEAは、まずは援助協力委員会がこれまで集めてきた献金の中から、JEAの協力会員であり、既に被災地への支援を始めているハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)とワールド・ビジョン・ジャパンに支援金を送るという。また、現地で支援団体と協力しながら活動を始めているトルコ福音同盟に対しても、欧州福音同盟を通じて支援金を送る。
その上で、1)ハンガーゼロ、2)ワールド・ビジョン・ジャパン、3)援助協力委員会のいずれかへの支援献金を呼びかけている。それぞれの送金先など詳細はウェブサイトを。
日本キリスト教協議会(NCC)
NCCは、公式サイトにNCCも関わる「ACTジャパンフォーラム」の募金呼びかけ文を掲載。集まった献金は、世界的なエキュメニカル支援組織である「ACTアライアンス」による支援活動のために用いられるという。
日本聖書協会
日本聖書協会は、16日から「トルコ地震災害募金」を開始。寄せられた献金は、▽被災者への聖書と人道支援物資の配布、▽教会施設に避難している人々の生活再建支援、▽被災者のトラウマの癒やしの支援に用いられるという。
募金のページでは、トルコ聖書協会のタマル・カラス総主事のコメントや聖書協会世界連盟(UBS)が呼びかける被災者のための祈りの課題を紹介。
トルコ聖書協会があるイスタンブールは西部に位置し、地震の揺れは感じなかったというが、カラス総主事は、「被災地のスタッフから、最新の被災情報が続々と寄せられ、現地の痛みをひしひしと感じています。建物が倒壊した教会があり、多くの親しい友人、教会員、そしてコミュニティーのメンバーが亡くなったという知らせが入ってきています」と話している。
トルコ聖書協会の活動は今後、日本聖書協会募金部のツイッターやフェイスブックで紹介していくという。送金先など詳細は「トルコ地震災害募金」のページを。
日本基督教団
日本基督教団は、ACTアライアンスの呼びかけに応じて社会委員会が14日から募金を開始。5月末までを募金期間とし、郵便振替や銀行振込、クレジットカードで受け付ける。送金先など詳細はウェブサイトを。
救世軍
救世軍は17日、救世軍米国総司令部傘下の国際支援機関「SAWSO」が、人道支援団体「コンボイオブホープ」と国際貨物運送会社「ユナイテッドパーセルサービス」(UPS)と協力して、被災地の20のコミュニティーに対して40万人分の食料と生活物資を支援することを決定したと発表した。これに合わせて、国内でもトルコ・シリア地震救援の募金を開始。送金先など詳細はウェブサイトを。