ユダヤの王ヘロデの時に・・・ザカリヤという祭司がいた。彼の妻は・・・名をエリサベツといった。ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行っていた。・・・主の使いが彼に現れて、香壇の右に立った。・・・「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。・・・彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、・・・整えられた民を主のために用意するのです。」・・・「私は神の御前に立つガブリエルです。・・・私のことばは、その時が来れば実現します。」(ルカ1:5~20)
いよいよこれからクリスマスシーズンに入っていきます。共に力を尽くしてまいりましょう!
今日の聖書箇所で、老夫婦に起こった神の恵みを感謝したいと思います。今日の箇所の直後に、御使いガブリエルがマリヤの所にやってきて、受胎告知がなされ、いよいよクリスマスの物語が始まっていくことになります。祭司ザカリヤとエリサベツにヨハネという子どもが与えられたのは、イエスの誕生直前の神からの恵みの物語の序章であり、預言者の誕生の約束の実現となるわけです。
彼らは、ずっと願っていても子どもに恵まれませんでした。でも、彼らに救い主イエス・キリストの到来の道備えをする洗礼のヨハネとなる子どもが与えられたのです! 彼らが大きな恵みを頂いた鍵を4つ見ていきましょう。
1. 正しく仕える者を覚えておられるお方!
6節を見ると、彼らには預言者となる子どもが与えられた理由があったのです。それは地味に見える生活でありながら、彼らの生き方が神の御旨にかなっていたからに他なりません。
今の世の中は悪や罪に麻痺して、人を騙したりすることが当たり前のような状態に陥っていないでしょうか。私たちは、自然に神が喜ばれる正しさや愛、人々を幸せにする善なる生き方を心がけようではありませんか。
神は清く善なるお方ですから、神の恵みを頂くには、神と波長を合わせることです。人々の評価に惑わされずに、神の御心にかなう生き方を心がけましょう!
2. 人の予想を超えて恵みをもたらすお方!
13~17節で、神はザカリヤに予想を超える恵みの実現を約束されています。神が与えてくださった計画は、2人には予想もつかない祝福だったのです。
私たちの信じる神を小さな神にしてはいけません。天地創造の主、救い主である恵みの神ですから、人が決して予想できない、人知を超える恵みをもたらすお方です。その偉大な神が、私のために働いてくださることをいつも覚えていましょう。
私たちは、限界のある自分の姿に合わせて神を小さくしてはならないのです。
3. 不可能を可能にするお方
小さな枠に陥る小さな心で生きていないか注意しましょう。18節でザカリヤは、神のご計画に対し、人間の常識にとらわれた返答をしています。自分の経験、人の意見だけでしか考えられなくなると、人生は小さくなる一方です。そうなると、神の恵みも小さくなってしまうのです。
ザカリヤはガブリエルからの神の約束を聞いたのです。それは神の御業、神の力、神による可能性があふれるものでありました。その恵みがあることをもう一度知りたいと思います。
4. 神を信じてもたらされる大きな可能性!
神の御言葉は実現すると御使いは宣言しました! 神を信じ、御言葉の中にある大きな可能性をはっきりと意識しましょう。そうすれば、どんな人生をも恵みに変えてくださる神様の大きな愛と可能性を体験できるのです。
私たちは、信仰を働かせ、神様の方へと心の向きを変えましょう。救い主をお迎えすることで恵みとなる物語が、あなたにも与えられているのです。クリスマスに向けて恵みの成就、祝福の予感を抱いて歩んでまいりましょう。
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