米国カトリック司教協議会(USCCB)は15日、新会長にティモシー・ブロリオ大司教(70、米軍大司教区)を選出した。任期は3年。米宗教専門のRNS通信(英語)が伝えた。
この日に行われたボルチモア大司教区(メリーランド州)のウィリアム・ロリ大司教(71)との決戦投票で、ブロリオ大司教は138票対99票で当選を果たした。ブロリオ大司教は、前回2019年の投票では、前会長のホセ・ゴメス大司教(70)に次いで2番目に多い得票数だった。
ブロリオ大司教は選出後、記者団に対し、「私はゴメス大司教が始めた良い働きを継続するつもりです」と語った。
RNS通信によると、ブロリオ大司教は強硬派ではないものの、ゴメス大司教と同様、特に性的少数者(LGBTQ)の問題などにおいて保守的な立場で、これまでの路線を継続するとみられている。
USCCBのプロライフ活動委員会委員長を務めているロリ大司教は今回、副会長に選出された。