共立女子聖書学院院長、日本福音同盟(JEA)理事長などを歴任した山口昇(やまぐち・のぼる)牧師が16日、老衰のため死去した。93歳だった。葬儀は22日、日本福音キリスト教会連合(JECA)東村山キリスト教会で親近者のみで行われる。
1928年東京生まれ。青山学院大学、東京神学塾卒業。米フラー神学校、エルサレム聖地研究所で学ぶ。共立女子聖書学院院長、JEA理事長のほか、日本福音主義神学会理事、日本福音主義神学校協議会会長、日本神の教会連盟委員長、アジア神の教会連盟委員長などの要職を歴任。牧会者としては、日本長老教会横浜山手キリスト教会(当時単立)、東村山キリスト教会、日本神の教会連盟玉川神の教会の牧師、京都クリスチャン・フェローシップ・センター、単立東久留米キリスト教会の顧問牧師を歴任した。また、聖書神学舎、玉川聖学院、戸板女子短期大学などで教鞭を執った。
著書に、『新聖書注解』(全7巻)の「ダニエル書」「マルコの福音書」「ヨハネの黙示録」、新聖書講解シリーズの『マタイの福音書』、『クリスチャン手紙の書き方』など。訳書に、ティンデル聖書注解シリーズの『民数記』『マルコの福音書』、ジョシュ・マクドウェル著『キリストは神か偽善者か?』など多数。