教文館代表取締役会長で弁護士の宮原守男(みやはら・もりお)氏が14日、老衰のため死去した。93歳だった。喪主は妻の栄子(えいこ)さん。葬儀・告別式は近親者のみで行われた。共同通信が22日、伝えた。
1928年福岡県生まれ。52年東京大学法学部卒業、54年弁護士登録。61年虎の門法律事務所を共同開設。ロッキード事件丸紅ルートなどの訴訟を担当したほか、科学技術庁の原子力損害調査研究会会長代理として東海村JCO臨界事故の損害基準策定などを行った。
89年から教文館代表取締役会長。この他、平和学園理事長、明治学院理事・評議員、山梨英和学院理事長、東京女子大学理事・評議員、愛隣会理事など、キリスト教関係の大学や社会福祉法人の要職を歴任した。