日本聖公会の元首座主教で同東京教区主教などを務めたヨハネ竹田慎(たけだ・まこと)主教が13日午前8時30分、老衰のため死去した。91歳だった。同教区時報「きょうくニュース」(26日付)が伝えた。
きょうくニュースによると、17日に榛名(はるな)聖公教会(群馬県高崎市)で親近者らにより葬送式が行われた。10月4、5の両日午前9~午後5時には、聖アンデレ主教座聖堂(東京都港区芝公園3-6-18)に遺骨が安置され、希望者は献花と黙祷をささげることができる。また5日午後6時からは、東京教区による逝去者記念聖餐式(非公開)が行われ、同主教座聖堂のホームページで動画配信される予定。今後、聖公会神学院と同教区の共催で記念の式を行うことも計画しているという。
竹田主教は1930年、聖路加(せいるか)国際病院のチャプレンだった竹田真二司祭の長男として東京・築地で生まれた。立教大学、聖公会神学院卒業後、米ユニオン神学大学に留学。70年聖公会神学院校長、88年東京教区主教、98年首座主教などを歴任し、女性司祭や信徒の奉仕職などの課題に取り組んだ。