カトリック京都教区のライムンド田中健一(たなか・けんいち)名誉司教が7月29日午後4時58分、愛媛県宇和島市内の病院で誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。93歳だった。同教区が30日、ホームページで発表した。
葬儀は大塚喜直司教の司式により8月1日にカトリック宇和島教会(同市)で行われた。コロナ禍のため密葬で行われたという。後日、カトリック河原町教会(京都市)で司教団のみで教区葬を行う予定。
1927年宇和島市生まれ。51年司祭叙階。海外留学を経て58年から大阪大司教区内で、64年から高松教区内で司牧。76年京都教区司教叙階。日本カトリック司教協議会では諸宗教対話・交流・協力を担当。97年に司教を引退し、同教区の名誉司教となっていた。