学校法人立教学院(東京都豊島区)の松平信久(まつだいら・のぶひさ)元学院長が20日、間質性肺炎のため死去した。80歳だった。葬儀は近親者のみで営まれた。
1941年東京都府中市生まれ。63年立教大学文学部卒業、68年同大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。小学校教諭、同大文学部教育学科副手、同助手などを経て、75年同学部助教授、82年同教授。同大では、文学部教育学科長やキリスト教教育研究所所長などを歴任した。また、97年~2000年には立教高等学校校長を務めた。立教学院では評議員、理事、常務理事などを歴任し、03~10年に学院長、立教英国学院理事を務めた。2006年から同大名誉教授。
文学修士。専門分野は教育心理学、教授学、児童文化論、教師教育論。著書に『「時」に生き「時」を超えて―物語に表れた「時」「母」「父」を読む』、共著書に『教育心理学』『現代教育を考える』『子どものための学校』、共編著書に『教師のライフコース―昭和史を教師として生きて』など。