日本福音同盟(JEA)の初代理事長を務めた練馬バプテスト教会名誉牧師の泉田昭(いずた・あきら)氏が16日午前2時6分、死去した。89歳だった。告別式は20日、家族葬で行われ、模様はユーチューブでライブ配信される。喪主は泉田直樹氏。
1931年、広島県生まれ。中央大学法学部卒業。57年に東京神学塾を卒業後、練馬バプテスト教会の牧師に就任した。日本バプテスト教会連合の設立に携わったほか、70年には宇田進氏や榊原康夫氏ら6人の呼び掛け人の一人として日本福音主義神学会の設立に参与。86年にはJEAの初代理事長に就任し、日本の福音派教会の一致と成長に貢献した。
日本キングス・ガーデンのほか、幾つかの地域のキングス・ガーデンで理事長を務め、ホサナグループ運営委員長を務めるなど、高齢者介護や障がい者支援にも尽力した。東京キリスト教学園顧問、東京ミッション研究所顧問、国内開拓伝道会会長、日本福音振興会会長、日本聖書刊行会常任理事など、さまざまな要職を歴任。練馬区政功労賞、東京都政功労賞、厚生労働大臣表彰などを受賞した。
著書に『丘の上の祝福』『夕暮れ時に、光がある―キングス・ガーデン物語』『マタイによる福音書』『キリスト教倫理』、共著に『現代と聖書信仰』など。新約聖書を全訳し、日本国際ギデオン協会から『ニューバイブル 新約聖書』として出版している。
練馬バプテスト教会の礼拝堂では、告別式までの18日から20日までの3日間にわたって、「お別れの時間」が設けられる。18日(土)は午前10時〜正午、午後1時〜同6時、19日(日)は午後1時〜同6時、20日(月)は午前10時〜正午。告別式は、20日午後2時から同3時まで。詳細はライブ配信のページを。