クリスチャン政治家として30年以上にわたって政治に携わり、日本CBMC国家朝餐祈祷会の実行委員長などを務めた瀬戸健一郎(せと・けんいちろう)氏が25日夜、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。59歳だった。
1990年、埼玉県草加市議会議員に初当選。以降、草加市議を6期23年務め、議長、議員団長、監査委員などを歴任した。2010年、当時埼玉県議会議員だった山川百合子氏と結婚。17年の衆院選で立憲民主党から出馬し初当選した百合子氏を支えながら、クリスチャン政治家として活動を続けていた。
1981年に米国聖公会聖マルコ教会で受洗し、現在は日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団草加神召キリスト教会会員。超教派の働きにも積極的に取り組み、日本のキリスト教界を代表する行事の一つとして定着した日本CBMC国家朝餐祈祷会の実行委員長などを務めていた。
今年1月からは、クリスチャン政治家の果たすべき役割と使命は「御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように」(マタイ6:10)という主の祈りの一節にあるとの確信のもと、本紙でコラム「天になるごとく」を連載していた。
お別れと献花は31日午後5時から同7時まで、告別式は4月1日午前10時半から、いずれも谷塚斎場(埼玉県草加市瀬崎4丁目6−36)で行われる。喪主は妻の百合子氏。