ハリウッド俳優のウィル・スミスが、現在の地位を築くことができたのは信仰のおかげだと語った。
最新作「ドリームプラン」(邦題)でスクリーンに戻ってきたスミスは、説教者でプロデューサーでもあるデボン・フランクリンとの対談(英語)で、自身の信仰について語った。
スミスは「ドリームプラン」で、伝説のテニス選手姉妹ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズを演じている。リチャードのような「信仰の人」なのかを問われたスミスは、自分の人生の成功はすべて信仰のおかげだと答えた。
「主を愛していなければ、(今の)私のようになることはできないし、座ることも、動くこともできないでしょう。他にもいろいろな影響があるでしょうね」
スミスはこれまでも、信仰心のあつい祖母の存在が自身の精神的成長にとって重要だったことを語ってきた(関連記事:ウィル・スミス、祖母を「イエスの少女」 少年時代に受けた影響語る)。フランクリンとのインタビューでも、彼の信仰に対する祖母の影響が再び話題となった。
「祖母との関係については、以前にもお話したことがありますよね」
「信仰の概念とその力については、ちょっと深入りし過ぎかもしれませんが、そこには違いがあります。神への信仰があり、神に関する知識があるのです」
スミスは、ウィリアムズ家、特にビーナスとセレーナの母でありコーチでもあるオラセン・プライスの中に、同じ信仰を見ることができたと語った。
「つまり、啓示があるのです。啓示を受ける人もいるのです」
「信仰は啓示を受ける前にあるものです。(啓示を受けるには)信仰がなければならないのです。オラセンは信仰を持っていたのです。彼女は(信仰が)とてもしっかりしているので、完全に、徹底的に、絶対的に確信するのです。彼女は疑うことをしないのです」
「彼女は、『疑うということは、神様を信じていないということよ』と言っていました。『疑うことは一度もなかったわ。家族で出発したとき、私たちは定められたことをするのだと分かっていたの』と彼女は語っています」
「この信仰を囲うようにしているのがこの家族であり、彼らは神を信頼していました。そして、彼らの献身が報われることを信じ、決して揺らぐことはなかったのです」
「ドリームプラン」は、女子プロテニス界のトップに10年以上にわたり君臨し、世界最強のテニス選手と称された姉妹ビーナスとセリーナ、また彼女たちをゼロから育て上げた父リチャードの物語。リチャードはテニス未経験者にもかかわらず、独学でテニスの教育法を研究し、78ページにわたる「計画書(ドリームプラン)」を作成。途方もない苦難、周りから批判を受けながらも、数々の問題を乗り越え、娘たちを史上最強のプロテニス選手に育て上げていく。日本では、来年2月23日(水・祝)から全国ロードショーされる。