ハリウッドスターのウィル・スミス(49)が、敬虔なキリスト教徒だった祖母から学んだ教訓について語った。祖母はスミスが12歳だったとき、自身のキャリアに最も大きな影響を与えたという。
来年公開される実写版「アラジン」でランプの精ジーニー役を演じるスミスは最近、自身のインスタグラム(英語)の投稿で、祖母ジージーさんとの思い出を語った。スミスはジージーさんが幼いスミスを抱きかかえる写真と共に、12歳でラッパーとしてデビューしたころに使っていた若者特有の汚い言葉遣いをやめるよう諭されたことを明かした。
「祖母は私のラップの本を見つけても、私に何も言いませんでした。しかし祖母は、本の裏表紙にこう書き込みました。『親愛なるウィラード(スミスの本名)、本当に賢い人は、自分を表現するのにこういう言葉は使わないものなの』と。お願いだから、あなたが賢いことをこの世に示してちょうだい。私たち家族は、あなたが賢いと思っているのだから。ジージーおばあちゃんより」
スミスは過去にもこの話を語っていたが、今回の投稿では祖母を「イエスの少女」と呼ぶなど、祖母の言葉に多大な影響を受けたことを鮮明にしている。「恐らくあれは、昔も今も私の仕事の仕方に最も大きく影響している出来事です」と言う。
米広告業界紙「アドウィーク」に掲載された2016年のインタビュー(英語)では、ラップの本に残された祖母の言葉にまつわる自身の見解を詳しく述べている。
「祖母は、私の才能が自分のためだけにあるのではないことに気付かせてくれました。私が作ったものは祖母に影響を与えることになりますし、私の作品に触れるすべての人に影響を与えることになるからです。私は12歳の時、自分の創作活動を通してすべての人とつながっていることに気付かされました」
スミスは祖母が「私と神の接点」だったと、クリスチャンポストとの2015年のインタビュー(英語)で述べている。
「私にとって、祖母は霊的教師でした。祖母は教会に集う敬虔な人で、子どもたちをイースター(復活祭)の催し物に参加させたり、クリスマスの演奏をさせたりしていました。そして、自分の子どもや孫を第一にしてくれました。祖母は私が人生で出会った一番霊的な人物でした。祖母は死にかけていたときでさえ喜んでいました。天国に行けることを本当に楽しみにしていたのです」