中東諸国の中では比較的安定しているヨルダンだが、COVID-19のための警察による厳しい都市封鎖は、この地域の住民の不満を押し上げている。
現地宣教団体 Redemptive Stories(RS)によれば、現在は安定しているものの、いつ爆発するか分からない状態にあるという。COVID-19はさらに悪化し、感染者も増え続け、すでにムスリムの礼拝日である金曜のロックダウンも開始された。
3月13日には病院の失態で7人の感染者が死亡して、国民の不安をかき立てた。専門家は、4月にピークを迎えると予測しているが、こうした失敗が最悪のタイミングで起き、国民の不信感を招いている。
「チャンスがある限り、私たちはキリストの名のもとに全力を尽くして難民を助ける」と声を上げるRSは「私たちは、中東のスイスと呼ばれるヨルダンで、難民を支援し救済するだけでなく、彼らに真理を伝えるというユニークな機会があります」と語る。彼らの奉仕の結果、神の国はヨルダンで拡大している。難民の多くは、支援者という形で初めてキリスト信者と接する。そのおかげで、彼らの多くがキリストを信じるようになったというのだ。
この地域で起きている摩擦の中で、神はそれを利用して、人々をご自身のもとに連れてきてくださる。RSらヨルダンの信者らの伝道がさらに実を結ぶよう、祈っていただきたい。
■ ヨルダンの宗教人口
イスラム 96・5%
プロテスタント 0・3%
カトリック 0・4%
正教関係 1・5%