8月の祈祷課題で、気球を飛ばすことによって北朝鮮に聖書を運んでいる殉教者の声・韓国(VOMK)のための祈りを取り上げたが、代表のエリック・フォーリー氏によると、感謝なことに祈りは聞かれているという。
当時、気球を飛ばす3つの団体に対して政治的な圧力がかかっていた。VOMKは、他の2団体と違い、政治には一切関与せず、純粋に聖書を飛ばす団体であり、財務管理の透明性も十分確保されていたため、詳述はしないが、幾つかの困難な状況を無事に乗り越えた。
代表のフォーリー氏は「祈りの力」であると力説し、祈りの有志たちに厚く感謝している。しかしなおも検察は3つの罪で起訴すると断言しており、VOMKはそれがいつになるのかを待っている状況だ。検察が起訴することを断言しているということは、それが遅いか早いかだけで、起訴それ自体は必ずなされることを意味するという。
気球で聖書を飛ばす働きを過去15年続けてきたVOMKだが、今までは完全に合法とされ、行政や警察各位との協力関係でこれがなされてきた。ここにきて違法とするのは、北朝鮮におもねる現政権のご都合主義に他ならない。
エリック氏は、さらなる祈りの助けを要請している。VOMKが行政的に守られ、北朝鮮伝道が進むよう祈っていただきたい。
■ 韓国の宗教人口
プロテスタント 35・3%
カトリック 9・2%
仏教 23・7%
儒教 2・7%
イスラム 0・3%