前カトリック東京大司教の岡田武夫(おかだ・たけお)名誉大司教が18日午後1時22分、頸部(けいぶ)食道がんに伴う出血性ショックのため東京医科歯科大学付属病院で死去した。79歳だった。東京大司教区などが同日、公式サイトで発表した。
1941年千葉県市原市生まれ。学生時代にプロテスタントの洗礼を受けるが、その後カトリックに改宗。73年司祭叙階。船橋教会助任司祭、西千葉教会主任司祭代行、柏教会主任司祭などを経て、91年司教叙階。同年から浦和教区(現さいたま教区)の司教を務め、2000年に東京大司教区の大司教に就任。定年により17年に同大司教を引退した。
日本カトリック司教協議会会長、副会長、ローマ教皇庁諸宗教対話評議会委員、ロゴス点字図書館理事長、東京カリタスの家理事長、日本カトリック宣教研究所所長などを歴任した。
葬儀・告別式などの詳細は追って発表される。