聖書の御言葉によるキリスト者の霊的成長を願う関西圏の牧師ら有志が中心となり、毎年秋に開催されてきた「聖書聖会」(同実行委員会主催)が、今年10周年を迎える。「再臨の主を待ち望む」(ピリピ3:20、黙示録22:20)をテーマに3人の講師を迎え、第10回記念大会が10月18日から21日までの4日間、大阪府八尾市のグレース大聖堂で開催される。実行委員の一人、グレース宣教会の金大弘(キム・デホン)牧師に話を聞いた。
聖書聖会の成り立ち
聖書聖会は、堀内顕先生をはじめ、ケズィック大会に参加した牧師たちと信徒たちの要望から生み出されました。「春にケズィック大会があるのはうれしいが、秋にも修養会があったらいい・・・」。そんな声をすくいあげ、同じようなコンセプトで開催できる超教派の大会を企画したのです。そして2010年に、ケズィックでも主講師として素晴らしいメッセージを語るロジャー・ウィルモア博士を招いて記念すべき第1回大会が開催されました。以来、毎年この恵みにあずかりたいという声が後を絶たず、10年継続することができています。関西圏の諸教会の交わりも深まり、同じ御言葉によって養われることで、一人の講師をお招きしています。できたらこの「聖書聖会」が全国各地に拡大していくことを願います。
今回の説教者について
今回の第10回大会は、そのような説教者を3名お招きしています。1人目は、1回目の聖書聖会から携わり、米国ケズィックを代表する説教者として名高いロジャー・ウィルモア博士です。全世界で用いられているウィルモア博士を今年もお招きできることは光栄です。先生は、カナダ、インド、イギリス、アフリカなどで豊かに用いられています。2人目は、インマヌエル仙台教会(名誉牧師)の田中敬康(たなか・のりやす)師です。先生が語られた「みことばに沈潜する」という表現は、聖書聖会のキャッチフレーズとなっています。3人目は、韓国から金寛善(キム・カンソン)師です。金先生は、総神大学の教授であるとともに、山亭現教会の主任牧師で、素晴らしい講解メッセンジャーとしても知られています。
説教者の選定基準には、「聖書聖会」としてのこだわりがあります。単に人気があるとか、大きな教会の牧師だから、というのではなく、講解説教をきちんとひもとくことができること、そして聖書が私たちに何を語っているかをストレートに伝えることのできる「当代最高の説教者」をお招きしたい。今回は、10回目の記念として、3カ国からご奉仕くださいます。このような先生方が、一堂に会することなど今までになかったことです。ぜひ期待してお集まりください。
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聖書聖会・第10回記念大会の詳細は以下の通り。
日時:10月18日(金)〜21日(月)
場所:グレース宣教会グレース大聖堂(大阪府八尾市東山本新町1-15)
<問い合わせ先>聖書聖会事務局(金大弘、大野恭介)
電話:072・997・4838 ファックス:075・996・4951
(緊急時)電話:090・6234・4212(金大弘)、メール:[email protected]
開始は18日午後2時半から。入場無料、席上献金あり。手話通訳あり。駐車スペースに限りがあり、公共交通機関の利用と、車の場合は近隣にあるコインパーキング(有料)の利用を呼び掛けている。