妊娠8カ月級の巨大子宮筋腫に加え、バセドウ病まで発症。ショックでぼうぜんとしたまま向かったお台場の勤務先で、転倒して右腕を骨折!みるみる腫れ上がる右腕の痛みに耐えに耐え、救急車を待つこと数時間。「来たー!」と思いきや、突入?してきたのは10人を超す警官隊。お台場なだけに、“湾岸署”見参!頭に流れ出す「踊る大捜査線」のテーマ曲&「織田裕二」の青島刑事!痛みで変なアドレナリンが出ていたのか、もう一人の私が「これはネタになる」と爆笑(@▽@;)窮地の時こそ役立つ芸人魂!・・・ 助けられた瞬間でした(笑)。
湾岸署出動の訳は、「管轄区域であるショッピングモール“女神の砦(仮名)”の中で起きた事故は、事件か事故か?(人に突き飛ばされたのか?自分で転んだのか?)を、必ず調査することになっている」・・・で、私はモールスタッフに伝えたことと同じことを繰り返し、“青島刑事じゃない”・・“警察官C”に、痛みに耐えつつ伝えました。事情聴取がようやく終わった頃、やっと待ちに待った救急車が到着。「やった!これでやっと病院へ行ける!」と思ったら・・・今度は救急隊員が「事故の状況を教えてください!」(ズルッ)・・「ダメだこりゃ」(いかりや長介)でした(苦笑)。
散々待たされた揚げ句、「ゆりかもめ沿線には病院が無いから」と、延々乗せられ搬送された先は、マニアックな場所に建つ、北品川の病院でした。効き手の右腕は、ギブスでガッチリ固定し動きを封印され、勢いよく尻もちを付いて痛めた腰は、歩く度に痛みが走る。そんな“満身創痍”で、最寄駅に中途半端に遠い病院から歩いて電車に乗り、何度か乗り継ぎ、当時自宅のあった調布まで必死の程で帰宅。・・・そんな訳で、帰宅途中の記憶がまったくありません。それほど大変な経験でした。
それから約1カ月間、休職を余儀なくされましたが、労災認定が下り、金銭面に打撃はなく、むしろ勤務しているときより多い金額の休業補償金を頂くことさえできました。労働基準監督署の担当の方が大変親切で、知識不足の私が損をしないよう、丁寧にサポートをしてくださったおかげでした。また、この頃、3年越しの応募が実り、都営に引っ越すことが決まっていて、「こんな状態で大丈夫か?」と心配しましたが、母や周りの友人たち(フィットネス仲間・ママ友 etc・・・)の協力を得て無事完了。家事や、息子の学校関係のお手伝いもしてくださり、ギブスが取れるまでの期間を乗り切ることができ、本当に助かりました。ノンクリスチャンだった私へ、イエス様からの憐れみの愛が注がれ、多くの助け手を与えられたのだと感謝しています。
次から次へと起こる災難。「その原因は、幾つもの先祖の墓が、ある所は移動、ある所は敷地工事、またある所は立て替え・・・と、いじり倒されたことによって生じた、子孫へ流れる墓エネルギーの激減と狂いにある」という思い込みが、ますます私を縛っていきました。X教祖Y氏からは、「“墓参りの清め”をすること。毎週必ず“波動”を入れにサロンに来ること」を忠告され、足しげく通いました。自宅では、御神鏡の前で観音経を唱え、鏡をお腹や腕に当てたり、かざしたり、枕元に置いたり、X神の御神酒や御神水を飲んだり、患部に塗ったりしました。また、怪我で墓参ができない代わりに、お盆の上に墓の写真を置き、実際の墓参同様、塩・酒・米・線香・観音カードを、四隅と中央に置いて、“仮想墓参”を一生懸命しました。7、8カ所あったので、1カ所ずつ順番に行いました。
これらの行為が、逆に災いを引き寄せている原因であったとは露知らず、ますます暗い深みへとのみ込まれていきました。しかし、この頃はXだけでなく、東南アジア系ヒーリングマッサージ・中国気功マッサージ・エンジェルカード占いを併用したヒーリング等々にもはまり・・・揚げ句の果てに、“心霊手術”まで受けてしまったのです!!東南アジア系ヒーラーから、「がんなどの重病患者を多数治している」という、有名な“心霊手術師”Mさんを紹介され、詳細を聞きにMさん宅に行った際、「まず、一度体験をして、それから本格的に治療するか判断されては?」と促され、“お試し体験”をしたのです。
施術台に仰向けに寝た状態で、下腹に手を置かれ、クルクルゆっくり円を描くように撫でられ、しばらくすると子宮の辺りで止まり、何かを掻き出すようにして、血に染まった野球ボール大の球体を何個か摘出!されました。「霊的にメスを入れたので、ゆっくり休むように」と言われた通り、ぐったりと疲れ、帰宅した途端、倒れ込むように寝入ってしまいました。今思うと、あの手術によって、闇の扉をさらに大きくこじ開け、敵の要塞をもっと大きくしてしまったのかもしれません。
そんな日々を繰り返していたある日。私は鏡に映った自分の顔にゾッとしました。そこに「死」を感じたのです!!
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