インド東部のアンドラプラデシュ州ジャゲイヤペットで野外伝道集会が2月23日から25日までの3夜連続で行われ、松山福音センター主任牧師の万代栄嗣(えいじ)氏が、延べ約6500人を前に福音を語った。
インドでは近年、ヒンズー至上主義者による迫害が増加しているが、集会では毎夜、新しく信仰を決心する人々が続々と起こされ、癒やしを体験する人々や、悪霊の呪いやたたりから解放されたと証しする人々が続出した。
初日の集会には約1500人が集まり、万代氏の力強いメッセージを聞いた多くの人々が立ち上がり、信仰の決心を表明。初日から、多くの参加者が病の癒やしを体験し、ステージ上で証しした。体が病のために麻痺(まひ)して以来、目も見えにくくなっていたある男性は、集会中、急に目がよく見えるようになり、持っていた杖なしでも歩けるまで病が癒やされたことを、実際に歩いて見せながら証しした。
2日日の集会には約2千人が集まり、この日も多くの人々が救いの招きに応じ、初日よりも多くの人々が列をなしてステージに上がって、自らの体験を証しした。最終日は約3千人が集まり、大きな盛り上がりを見せた。ある女性は、長年苦しんだ甲状腺の痛みから解放されたと話し、ある男性は、聞こえにくかった両耳が集会中、急に聞こえやすくなったと語った。他にも、「腰の痛みが瞬時に消えた」「肘と腕の痛みが消えた」「長年苦しんだ足の痛みが消え、曲げ伸ばしが楽にできるようになった」など、それぞれの体験を証しした。
万代氏がインド伝道の働きに直接関わったのは、1988年から。現地ですでに野外伝道集会を行っていた父、恒雄(つねお)氏に同行して訪れたことが始まりだった。それ以来、ほぼ毎年インドを訪れるようになった。
94年に恒雄氏が召天した後も、極貧の村々で小規模の集会を数多く開催するなどして働きを継承。98年からは5千人規模の集会を再開した。それ以来、毎年、数千人から数万人規模の伝道集会を開催している。この働きを通して、すでに50以上の教会が開拓され、孤児院の働きも恒雄氏の時代から数えて35年以上も続いている。
3月1日にインドから帰国した万代氏は、「3日間の集会は大いに祝福され、恵み深いものとなりました。現地の神学校にもずっと関わり、支援してきましたが、今回の立役者は、その卒業生であり、今活躍中の牧師2人でした。私たちのまいた種は確実に芽を出し、成長しています」と語った。