万代栄嗣氏(松山福音センター主任牧師)が2月23~26日の4日間、インドで野外伝道集会を開いた。万代氏は毎年、地元教会の牧師たちの協力を得ながら、インドの貧しい町々で大規模な伝道集会を開催している。今年は、23、24日に約1500人、25日に約1800人、最終日の26日は約2千人が集まった。
万代氏に今回のインド伝道のレポートを寄せていただいた(一部編集)。
4日間の集会を通して実にたくさんの方々が、主キリストの福音を受け入れてくださいました。ヒンズー教徒のご夫婦は、わざわざ集会後に私のところにやって来て、涙ぐみながら、「私は公務員だが、今まで賄賂を取ることでしか仕事をしなかった。そんな罪は赦(ゆる)されるのだろうか」と悔い改めの祈りをしました。
癒やしも鮮やかで、3カ月間、体中の痛みで立ち座りも苦しかったという男性が、「今回の大会に4日間通って、最後の祈りの瞬間に癒やされた」と証ししてくださいました。また、同様に体の痛みから解放された方が今回はたくさんおられて、腕や肩の痛みが即座に消えたり、痛みのせいで力が入らず、ふらふらとしか歩けなかったのに癒やされたという方も。
霊的な解放の証しもありました。ヒンズー教の呪いをかけられ、体が棒のようになって動かなくなってしまったという娘さんが癒やされて自由を取り戻しました。また、癒やしの祈りの最中、会衆の中で倒れ、のたうち回るようにしていた女性が、集会の最後には癒やされ、家族に付き添われてステージに上がってきました。聞けば、この1カ月、完全に悪霊に取り憑(つ)かれた状況だったとのこと。穏やかな顔に戻っていました。本人に聞くと、この1カ月間、全身火がついたような感覚だったのが、祈りの中で解放されたとのこと。家族も「ひと月ぶりに自分たちの娘に戻った」とホッとしておられました。不思議な現象ですが、インドなどで祈ると、聖書の物語さながらの事態が今でも起きます。
「それから、イエスは彼らにこう言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。』主イエスは、彼らにこう話されて後、天に上げられて神の右の座に着かれた。そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた」(マルコ16:15~20)
愛する兄弟姉妹の熱いお祈りに支えられて、今年のインド伝道も神様の栄光が現されたことを心から感謝します。