時がたつのは早いもので、気付けば今年も残すところあとわずかである。あなたは来年を迎える準備ができているだろうか。来年、何か素晴らしいことが待ち受けていると期待しているだろうか。それともまだ、今年という年に立ち往生しているだろうか。
年末が近づくと、この世における命がとても短いものであることを思う。私たちの人生は永遠に比べれば、野花が咲き散っていくように短いものだ。だからこそ、来る年を有意義なものにしたいのであれば、今年経験したことから学ぶべきである。
このことを踏まえた上で、今年が終わってしまう前に、クリスチャンがすべき5つのことを紹介しよう。これをすれば、きっと心に余裕を持って来年を迎えることができるだろう。
1. 自分と神との関係を正直に評価する
神との関係は、私たちの人生において最も重要なものである。私たちはそれを大切にし、この関係に愛を注ぐべきだ。キリストは、神の子とされる特権を私たちに与えるために、尊い犠牲を払ってくださった。さあ、自分自身に尋ねよう。キリストがしてくださったことに対して、私たちの反応や応答はどのようなものであっただろうか。
1年を振り返り、神と自分との関係を正直に評価しよう。あなたは、御言葉に従うことにおいて成長しただろうか。聖霊との関係はよくなっただろうか。より罪と己に死に、よりキリストに生きることをしてきただろうか。
2. 告白していないどんな罪も悔い改める
次の年にまだ告白していない罪を持ち越すことは決してしないようにしよう。過去数カ月、場合によっては何年も前にさかのぼり、人生の中でまだ神に告白していない罪がないかどうかを見てみよう。もしあれば、それらを神に告白するのだ。告白すべき罪がなかったのであれば、罪や誘惑から守られたことを神に感謝しよう。告白していない罪をため込まないようにしよう。いかなる罪も悔い改め、自由に生きよう。
3. 祈りの答えを振り返る
あなたは今年の初めに、今年の霊的抱負や信仰の目標、その他いろいろな祈りのリストを作っただろうか。もしそうであれば、もう一度そのリストを見返して、神が何をしてくださったかを振り返ろう。
神が祈りに答えてくださったなら、それを神に感謝し、自分の人生に神の御心がもっと成されていくように祈ろう。答えられていない祈りがまだ残っているなら、祈り続け、いつか神が答えてくださることを信じよう。
4. 自分に敵対したすべての人を赦し、その呪縛から解かれる
赦(ゆる)せない心を、決して来年に持ち込まないようにしよう。今年、自分に起こったすべてのことを振り返ってみよう。もしあなたが誰かから傷つけられたり、不快にさせられたりしたなら、それを神の前に告白し、また自分自身もそれを認め、そしてその人のことを赦そう。あなたは相手の謝罪や、その人の口から「ごめんなさい」の言葉を必ずしも聞く必要はない。あなたには今この瞬間、その人を赦すという選択肢があるのだ。
もしあなた自身が何かに失敗し、間違ったことをしてしまった場合は、主の前で罪を悔い改め、その赦しを受け入れ、また自分自身を赦そう。神がすでに赦してくださったのに、それでもなお自分自身を責め続けることは、まったくもって意味がないことだ。これを行い、解放されよう。
5. 過去を手放す
最後に、神が来年あなたのために準備してくださっているものにあずかることを望むなら、過去を手放さなければならない。
今年起こったすべてのことを、良いものと悪いものとにかかわらず手放そう。悔い改め、赦し、手放し、次に進もう。あなたは、いるべきではない場所にとどまっている限り、いるべきところに到達することはできない。キリストの完成された御業を信じ歩むことによって、あなたのために用意された神の御心の道に入ろう。