大衆伝道団体「クライスト・フォー・オール・ネイションズ」(CfaN)の創立者であるドイツ出身の大衆伝道者、ラインハルト・ボンケ氏(76)が、11月にアフリカでは自身最後となるクルセード(伝道大会)を開催する。1974年にアフリカで生まれたCfaNは創立以来、世界で7600万人をキリストに導き、特にアフリカで大きな深い影響を与えてきた。
CfaNのクルセードで、キリストによる救いを受け入れる決断をした人は、過去30年以上の間に7591万3155人に上る。ボンケ氏にとってアフリカで最後となる「お別れゴスペル・クルセード」(英語)は、11月8〜12日にナイジェリア最大の都市ラゴスで開催される。クルセードでは、ボンケ氏の後継者であるダニエル・コレンダ氏によって導かれたさらに若い世代の伝道者たちに「バトンを渡す」計画だという。
「主は私に対して、アフリカでもう1度クルセードをするために戻るようにお語りになりました」。ボンケ氏はこう述べ、「私は非常に多くの魂の収穫を見たいだけでなく、私の情熱のバトンをこの世代に渡したいのです。最近、私は霊的なリーダーたちと会うためにナイジェリアのラゴスに行きました。そして彼らは全員一致して支持してくれました。神は私が以前に見たことのないことを行ってくださると信じています」と語った。
CfaN史上最大のクルセードであった2000年の「ミレニアム・クルセード」も開催地はラゴスだった。5日間で600万人が参加し、300〜400万人がキリストを受け入れる決断をするか、キリストにある信仰を再確認した。
「ボンケ氏の(ラゴスへの)帰還は、(2000年の)ラゴスでのクルセードの時のような、歴史的で地球規模の参加を呼び起こす可能性があります」。CfaNのアフリカ人ディレクターであるジョン・ダルク氏は、「このクルセードは、私たちが以前に目撃したことのあるいかなるクルセードとも違います」と言う。「ナイジェリアの全教会はとても興奮しています。そして私たちはキリストの御許に人々が行く、目を見張らせるほどの大きな収穫を期待しています」
CfaNはこのクルセードのために、カウンセラー50万人、とりなしの祈り手20万人、2万3千人の聖歌隊、1万人を超える警備員を募集する予定だ。
「私はボンケ氏とこのビジョンを共有できることに興奮しています。そして私は、このクルセードの結果が、私たちの想像できる以上のさらに多くの人々に達し、一層大きな結果をもたらすと知っています」とコレンダ氏は言う。
ボンケ氏は1969年、妻子と共にアフリカ南部のレソト王国に移住。その地で7年間奉仕する中で、アフリカ大陸をイエスの御名において勝ち取る助けをするというビジョンを与えられ、アフリカ中の救われる魂のために祈り始めたという。「食べるときも飲むときも、起きているときも寝ているときも、このビジョンは永遠であり、私の中からなくなることはありません」とボンケ氏は言う。
CfaNの副代表であるピーター・ファンデンブルグ氏は、「今、アフリカの何百万人もの人々が聖霊を知っています。それは、神がお与えになった1つのビジョンに対する1人の人の驚くべき献身、そして長く続いている組織と油注がれた未来の指導者たちの素晴らしいチームを彼が形成したおかげです」と述べた。「この11月に大衆伝道者ボンケ氏は、彼が非常に愛し、彼の生涯の働きの中心であった大陸と人々へほろ苦い別れを告げるため、おそらく最後にアフリカに入り、去ることになります」