立教大学(東京都豊島区)は1日、中国の上海市に海外事務所を新設した。2014年に開設した韓国事務所(ソウル)、ロンドン事務所、ニューヨーク事務所に続く4カ所目の海外事務所となる。今後は、広報活動と共に、中国国内の大学、高等学校とのネットワークを構築し、関係を強化していく。
同大は、2014年に公表した国際化戦略「Rikkyo Global 24」を基盤とした構想が、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、2024年に2千人を超える留学生が学ぶグローバルなキャンパスの実現を目標としている。
現在、同大では年間約850人の外国人留学生を受け入れており、うち約45パーセントが中国からの留学生である。年々その割合が増えていることを踏まえ、同大では、中国最大の経済都市である上海市に海外事務所を設置することで、より多くの優秀な留学生を獲得したいと考えている。
なお、「Rikkyo Global 24」は、創立150周年に当たる2024年を目標年度とする国際化戦略で、学生の海外派遣、留学生の受け入れ、海外大学との協定、外国人教員比率など24のプロジェクトごとに目標を設定しており、海外事務所の設置もその中の1つ。同大は、これらを基盤とした構想「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力―世界で際立つ大学への改革―」が、「スーパーグローバル大学創成支援」に採択され、アジアの大学として存在感を高め、世界で際立つ大学として、国際社会への貢献を目指している。