南スーダンは内戦と大量虐殺の危機にさらされていると国際連合が警告したのを受けて、キリスト教徒の活動家たちは、同国とその国民のための祈りを呼び掛けている。英国クリスチャントゥデイが16日に報じた。
昨年8月に達した和平合意はきちんと守られていない。アイルランド長老派教会の世界宣教評議会議長であるリズ・ヒューズ牧師は、「収穫がもう1年間中断され、同国の経済的な下降が続いており、インフレ率が今や700パーセントになっていることから、推計で430万人が食糧援助を必要としている」と語った。「南スーダンの平和のために祈るよう、また、そこに住んでいる人たち、とりわけ人道支援や食糧援助を必要としている人たちを覚えるよう、あらためて人々に促したい」
アイルランドの教会は、南スーダン長老派教会を通じてこの地域のキリスト教徒たちと緊密なつながりがある。ヒューズ牧師は、「私たちが自らの祈りを通じて南スーダン長老派教会の働きを支えることも重要です。彼らは共同体同士の平和や良い関係を促し続けているのです。南スーダン教会協議会が果たしている和平交渉の鍵となる役割のためにも」と語った。また、「欠乏のうちにある人たちへの人道支援を提供するために日々活動している、協力団体であるクリスチャンエイドやティアファンドのためにも祈りを促したい」と述べた。