日本基督教団の第40回教団総会(25日〜27日、東京・池袋)で行われた議長選で、現職の石橋秀雄氏(越谷教会)が再選を果たした。今期で4期目。また、副議長、書記もともに現職の佐々木美知夫氏(静岡教会、今期2期目)と雲然(くもしかり)俊美氏(秋田桜教会、同4期目)が再選を果たし、三役全員が再選となった。同教団が公式サイトで総会速報として伝えた。
総会速報によると、議長選は1日目夜に行われたが、有効投票数の過半数を満たさなかったため、再投票が行われ、2日目に結果が発表された。石橋氏の得票数は1回目が186票、2回目が201票。2位はいずれも、久世そらち氏(札幌北部教会、1回目:143票、2回目:158票)だった。
石橋氏は再選を受けてのあいさつで、「4期目は信じられないという思いでいたので、戸惑いもある。選任されたので、教団の課題に懸命に取り組んでまいりたい。福音に燃えて、伝道する教団を建設し、危機に立ち向かう。このことを訴え、責任を果たしていきたい」などと語った。
佐々木氏は「これから教団が財政的にも機構的にも大変重要な時期に入ってくる。教団が伝道力をしっかり持ち、伝道する責任の重さを感じている」とあいさつ。雲然氏は、東日本大震災に関する同教団の働きが来年3月で終結することについて触れ、「その後の道付けもしっかりとしたい。熊本・大分の地震も含め、教団として災害についての取り組みの方向性を出していきたい」などと語った。