カトリックさいたま教区が主催する「とらわれ人のための聖年」が9月19日(月・祝)、群馬県伊勢崎市のカトリック伊勢崎教会で開催される。マザーハウス理事長の五十嵐弘志氏が講演するほか、シンポジウムも行われる。
2015年12月8日から16年11月20日は「いつくしみの特別聖年」。カトリック教会では、このいつくしみの大聖年を祝い、「ボランティアのための聖年」「司祭のための聖年」「少年少女のための聖年」など、さまざまな聖年を企画している。「とらわれ人のための聖年」もその一環で、バチカンからの「受刑者の聖年」という提案を受けたカトリックさいたま教区では、受刑者だけでなく、入国管理局に収容されている人たちも加えての開催となった。
この日の集会に与えられた御言葉は、「わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちはわたしが・・・牢にいたときに訪ねてくれたからだ」(マタイによる福音書25章34~36節)。
元受刑者でもある五十嵐氏が「人との出会いによって人は変わる」と題して講話を行った後、さいたま教区内で受刑者や元受刑者、入国管理局被収容者や仮放免者のために働いている支援者や、元入国管理局被収容者の話を聞く。最後には1時間ほどの祈りの時間を持つことになっている。
問い合わせは、司牧センター(電話:048・832・6300、メール[email protected])まで。
日時:2016年9月19日(月・祝)午前10時~午後3時 昼食持参
場所:カトリック伊勢崎教会(住所:群馬県伊勢崎市中央区24-4、電話:0270・25・0276)