米ワシントンDCにある国立公園「ナショナル・モール」で来月16日、祈りの集会「トゥギャザー2016」が開催される。福音派のリーダーらは、同集会に100万人が集結し「イエスのために立ち上がり、信仰が一新される機会」となるよう呼び掛けている。また、同集会では、心がばらばらになっている米国を神が一つにしてくださるようにと祈りをささげる。
同集会を指揮するのは、ミネソタ州に拠点を置く大衆伝道者で、大学生担当牧師を務めるニック・ホール氏。同氏は、教会を力づけ、イエスの文化を目覚めさせるための祈りと伝道のムーブメント「PULSE」の創設者でもある。
さまざまなゲストスピーカーやミュージシャンが同集会のゲストとして名を連ねる中、今回特に注目したいのは、ローマ教皇フランシスコがその中に入っていることだ。当日はビデオメッセージを上映する予定だ。
「私たちは、教皇フランシスコが今回携わってくださることに畏敬の念を抱くと同時に、光栄に思います。そして彼のメッセージを、会衆たちとトゥギャザー2016で分かち合いたくてたまらないのです」。教皇が説教者の1人だという発表を受け、ホール氏は「彼のような方が、このような歴史的な集会でお話しされるということは、イエスに従う人々にとって、自国と世界が祈りで一つにされることがより緊急で必要なことである証しです」と述べた。
ホール氏には、米国での真のリバイバルが起こることへの期待を持ち、100万人がこの無料の集会に参加して、牧師やクリスチャンの指導者が、教派を超えて一つになるというビジョンがある。
トゥギャザー2016では、さまざまな背景を持つ40人以上に上る著名な説教者や教会リーダーたち、クリスチャンアーティストおよび作家らを招いている。米国内の千以上の教会がすでに参加を表明している。集会が行われる前後の週には、ワシントンDCの100マイル(約161キロメートル)の半径内に、8千にも及ぶ奉仕の機会が用意されている。
「この瞬間のために、立ち上がるときが来ました」と ホール氏。「今こそ大規模に集まり、本当の問題があるところに、私たちの焦点を戻すときです。私たちの希望と助けは、イエス様の中にあります。政治的指導者の中にではありません。私たちは共に集まり、神様を求め、わが米国のため、一致のために祈ります。私たちの目標は、統一戦線として結集し、イエス様を求め、祈りと礼拝を通してこの国を変えていくことです」。
参加の決定したゲストスピーカーやアーティストは、ヒルソング・ユナイテッド、ケアリー・ジョーブ、フランシス・チャン、レクレー、ニック・ホール、パッション、クラウダー、カーク・フランクリン、ラヴィ・ザカリアス、ジェレミー・キャンプ、アンディ・ミネオ、マイケル・W・スミス、ローレン・ダイグル、クリスティン・ケイン、マーク・バターソン、マシュー・ウェスト、ジョー・サクストン、マイク・ケルシー、キャスティング・クラウンズ、ジョン・K・ジェンキンス・シニア、ジョシュ・マクドウェル、ローレル・バンカー、ルイス・パラウ、テダシイ、ターシャ・コブス、レイシー・シュトゥルム、ヨーク・ムーア、トリップ・リー、サミュエル・ロドリゲス、ロニー・フロイド、リード・サンダース、ボブ・レンツ、ホセ・ザヤス、ジェニー・アレン、ナビール・クレシ、アン・ヴォスキャンプ、KB、クリスティン・ドクラリオ、マット・マヘル、サミー・ワンヨンビ、リンジー・ノーブルズ、アメナ・ブラウン、ジョシュ・ブリューワーだ。
トゥギャザー2016は、ワシントンDCのナショナル・モールで7月16日の朝9時から夜9時まで開催される。集会の詳細は、公式サイト(英語)。