米ミネソタ州に拠点を置く大衆伝道者のニック・ホール氏が今夏、首都ワシントンで祈りの集会「トゥギャザー2016」を開催する。100万人がこのイベントに集結し、「イエスのために立ち上がり、信仰が一新される機会」となるようにと呼び掛けている。
ホール氏は、米国福音同盟(NAE)のリーダーシップチームと、ビリー・グラハム伝道協会の学生諮問チームに所属している。一部の関係者からは「次世代のビリー・グラハム」と呼ばれ、その伝道者としての賜物のゆえに称賛されている。
教会を力づけ、イエスの文化を目覚めさせるための祈りと伝道のムーブメント「PULSE」の創設者であるホール氏は、今年の7月16日、ワシントンDCにある国立公園「ナショナル・モール」に米国人たちが集まり、心がばらばらになっている米国を神が一つにしてくださるように祈るよう呼び掛けている。
ホール氏は、国家が前代未聞の危機的状況にある中で、そこからの変革は、しばしばトゥギャザー2016のような集会がきっかけになって始まっていくと、女性参政権運動や公民権運動などの歴史的出来事を引き合いに出して強調した。
論争の渦中にある大統領選挙戦で国家の分裂が進んだと見るホール氏は、選挙の時期に批判的で否定的になることは簡単だが、人々は皆、本当は団結したいと願っていると述べた。「私たちは、それぞれの違いにかかわらず、団結することができます。イエス様が私たちを一つにすることができると、私たちは本当に信じています」と語った。