家電量販店「ビックカメラ」が提供する「ビックポイント」計約100万円分が不正に利用された問題で、中国籍の無職・張偉(チョウ・イ)容疑者(28)=住居不定=が、不正アクセス禁止法違反容疑で15日までに逮捕された。NHKなどが伝えた。
NHKによると、張容疑者は、先月27日に東京都渋谷区のビックカメラで不正に利用されたビックカメラの会員用IDとパスワードを5人分、自身のスマートフォンに保存していた疑いが持たれている。張容疑者は、「日雇いの仕事として紹介を受けた」などと話しており、容疑を認めているという。
ビックポイントの不正利用についてはこれまでに数十件発生しており、被害総額は約100万円分に上るという。警察は、複数の人物が関わった組織的な犯行の可能性があるとして調べを進めている。