JR東京駅付近で7日午後、鳥の糞(ふん)のようなものをかけられ気を取られているうちに、中国人の男性会社員(52)が、現金約700万円の入ったショルダーバッグを盗まれた。
テレビ朝日や朝日新聞の報道によると、この中国人の男性は会社の資金を銀行で引き下ろした後、JR東京駅の丸の内北口付近を歩行中、背中に鳥の糞のような液体をかけられた。男性は現金の入ったショルダーバッグを足元に置き、上着を脱いで汚れを取ろうとしたところ、近くにいた女性がタオルを差し出してくれたという。しかし汚れを取っている間に、ショルダーバッグがなくなっていたという。
朝日新聞によると、男性は、近くにいた50歳くらいの不審な男が駅構内へ歩いていくのを見たと話しており、タオルを差し出した女性も現場からいなくなっていたという。テレビ朝日などは、「男がバッグを持ち去り逃げた」などと断定的に伝えている。
ショルダーバッグを持ち去ったとみられる男は、身長1メートル65センチほどで短髪。上下黒の服装にマスクを付けていたという。
ショルダーバッグに入っていた現金の金額については、メディアによって700万〜740万円と開きがある。警察は窃盗容疑で、男とともに女性の関連も調べている。