元交際相手の女性のメールサーバーに不正にアクセスしたとして、長崎大学大学院助教で米国籍のヤン・ジェイソン・シャオ・チュン容疑者(34)が14日、逮捕された。チュン容疑者は、メールにアクセスする承諾を得ていたなどとし、容疑を否認している。国内各紙が伝えた。
報道によると、逮捕容疑は3〜4月に計9回、交際していた日本人女性(46)のIDとパスワードを無断で使い、メールに不正にアクセスした疑い。不正にアクセスした形跡は、昨年10月から今年5月にかけて7000回近くあったという。
チュン容疑者と女性は以前、同じ大学に在籍し、2012年9月ごろから交際していたが、別れ話でもめていたとされている。
チュン容疑者は女性のメールに不正にアクセスした後、女性になりすまし、メールを削除したり、女性の性的な画像を送信するなどしていたとみられ、福岡県警はリベンジポルノ防止法違反の容疑でも捜査を進めている。
長崎大は朝日新聞に対して、「誠に遺憾。今後の事態の推移を注視するとともに、厳正に対処したい」とコメントした。