神奈川県警泉署(横浜市泉区)の男子トイレで12月朝、同署地域課の男性巡査(25)が、頭から血を流して倒れているのが見つかった。巡査は病院へ運ばれたが死亡が確認された。近くには拳銃が落ちており、遺書などは見つかっていないが、警察は巡査が拳銃自殺を図ったとみて調べている。TBSなどが伝えた。
TBSや日本テレビによると、巡査が見つかったのは泉署1階の男子トイレの個室で、12日午前8時半ごろ、口から血を流してうつぶせになって倒れている巡査を別の署員が発見した。トイレの個室には鍵がかけられており、巡査が通常所持している拳銃が、発砲の形跡がある状態で落ちていたという。
巡査は昨年2月に警官として採用され、同年7月から泉署地域課に配属され、交番に勤務していたという。読売新聞によると、12日も泉署から交番に向かう予定で、巡査は同署で制服に着替え、交番に向かう直前だったという。
警官の拳銃自殺は先月21日にも、警視庁田園調布署(東京都大田区田園調布)で発生しており、同署地域課の50代の男性警部補が、口から血を流して倒れているのが見つかっている。現場となったのは田園調布署の5階にある男子トイレの個室で、ここでは昨年10月にも別の20代の男性警部補が拳銃自殺をしている。