広島県警廿日市(はつかいち)署が覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕状を取り、広島市中区の自宅マンションの家宅捜索を行っていた男性が8日夜、廿日市署への任意同行中にマンションから飛び降り自殺した。朝日新聞などが伝えた。
同紙や産経新聞によると、自殺したのは職業不詳の40代の男性。男性の逮捕状などを取っていた廿日市署は8日、広島市中区平野町のマンション4階にあった男性の自宅を家宅捜索し、男性に任意同行を求め、事情を聴いた上で逮捕する予定だったという。
当時は警官3人で対応しており、1人がエレベーターの扉を開けて待機し、別の2人が男性の前後を挟む形で任意同行していたという。男性は初め、素直に従うそぶりを見せていたというが、突然、警官を振り切り、エレベーター横の階段を上ってマンション5階の通路から飛び降り、自殺したという。
産経新聞によると、この日の家宅捜査では男性の自宅から違法薬物は見つからなかったという。