宮崎県警の50代の男性警視が今月、宮崎市内の自宅近くで首をつって自殺していたことが明らかになった。警視は死亡しているのが見つかる前日、知人女性へ対する暴行未遂容疑で任意聴取を受けていたという。国内の主要各紙が伝えた。
朝日新聞や読売新聞によると、宮崎県内に住む知人女性から今月に入って被害の相談があり、宮崎県警は警視から複数回、事情を聴いていたという。18日にも宮崎県警本部で事情聴取を行い、警視を自宅へ送り届けたが、翌19日は出勤してこなかった。
宮崎県警が捜したところ、自宅近くの屋外で首をつって死んでいるのが見つかった。毎日新聞によると、検視の結果、宮崎県警は自殺と判断。家族へ宛てた遺書も見つかったという。一方、詳細については、プライバシーに関わる事柄が多いとして明らかにしていない。読売新聞によると、事情聴取と自殺の関係についても現在調査中だという。
警官の自殺では、今月21日、警視庁田園調布署(東京都大田区)の署内のトイレで、男性警部補(53)が拳銃自殺をしている。このトイレでは、昨年10月にも別の男性警部補(当時29)が拳銃自殺していた。
警視は、警視総監、警視監、警視長、警視正に次ぐ、日本の警官の第5位の階級。毎日新聞によると、この警視は宮崎県警本部の参事官級だという。