36カ国53教派350万人の会員からなるペンテコステ派ヨーロッパ親交会(PEF、本部=ベルギー)は3月2日から4日まで、クロアチアの首都ザグレブで「今日のヨーロッパにおける教会開拓」をテーマに指導者会議を開催する。
「PEFの教会の群れは、ヨーロッパの各都市や居住区域にペンテコステ派の教会を建てるという目的を持っています。巨大な目標です! しかしより小さなことのためにどうして落ち着くことができるでしょうか? 使徒パウロの時代の彼のように、私たちは福音が各地で説かれ、人々がイエス・キリストの弟子となるのを目の当たりにすることを目的としています。パウロの目的は、キリストが知られていないところで福音を説くことでした。ヨーロッパはそのような場所として定義できる、確かに暗い大陸です。福音的な信者は2・5パーセントだけです」と、PEF会長のアルト・ハマライネン博士は公式サイトにある歓迎の辞で述べている。
「ザグレブでの私たちの集会が持つ焦点は、教会開拓というテーマに関するものです。もし私たちが福音の力を信じれば、私たちは信者の成長のための基礎や骨格を示すことにおいて、どうすればもっと効果的になれるのか学ぶことに興味を持つのです」と同博士はこの会議について説明している。「新しい信者たちの多くはヨーロッパに新しくやって来る人たちです。神は膨大な数の未伝の人たちを私たちに遣わしてくださったのです。この会議で、私たちは彼らの人間として必要な全てのもの・・・体、魂、そして精神・・・の益のために、どうすれば彼らに最もよく仕えることができるか学びたいのです」
「私たちはザグレブでのこの歴史的な集会へ皆さんを歓迎します! 共に私たちはこのカイロスの時を体験するのです。聖霊様が新しい機会のこの特別な時に、きっと私たちに語り掛けてくださることでしょう」と同博士は述べ、マタイによる福音書28章19、20節を引用して歓迎の辞を結んでいる。
なお、PEFは昨年9月、ヨーロッパにおける難民の危機に関する声明文を発表し、その状況に憂慮を示すとともに、1. PEFの会員である運動団体に対し、聖書にある善きサマリア人にならって難民に愛を示すこと、2. PEFはこの困難な状況の中で祈りを呼び掛けている、3. PEFはまた、政府当局に対し、自国で危険のうちにある人たちに憐れみを示すよう促す、などと述べている。
さらにPEFは同声明文で、キリストの信者として、また教会として、力と愛と健全な心を持つべきだと強調するとともに、ヨーロッパの難民を助ける人道支援プロジェクトを開始したと述べている。
この指導者会議でも、「難民に関する円卓会議」という研究集会が行われる予定だ。