【CJC=東京】アフリカ南部のジンバブエのクウェクウェのスタジアムで20日夕方、ペンテコステ派のウォルター・マガヤ牧師が主催した伝道集会に参加した約1万5000人が、終了後1カ所しかない出口に殺到、4人が押しつぶされて死亡した。さらに7人が搬送先の病院で死亡が確認された。クウェクウェは首都ハラレの南西280キロにある。
AFP通信によると、政府の現・元閣僚数人も信者だと主張するマガヤ牧師は同日夜、地元のラジオ放送で、この事故に「ショックを受けた」として「われわれの催しだった以上、私の教会がこの悲劇の責任を負わなければならない。将棋倒しの原因を断定するにはまだ早過ぎるが、会場で事故が起きたという事実は、私たちの体制が十分に機能していなかったことを示している」と語った。
マガヤ牧師は、今年9月にナイジェリアのラゴスで宿泊施設が倒壊し死者116人を出した宗教団体「シナゴーグ・チャーチ・オブ・オール・ネーションズ」を率いるテレビ説教師のT・B・ジョシュア牧師の弟子を名乗っている。