ビリー・グラハム伝道協会(BGEA)のインターネット伝道の働き「サーチ・フォー・ジーザス(Search for Jesus)」は18日、伝道用サイト「PeaceWithGod.net」を通じて、イエスを救い主と受け入れたと表明した人が、先週末に500万人を超えたと発表した。
「このことは、現在とりうる最も先進的な技術力をもってして、人々のところにイエスにある希望を携えて訪れるというビリー・グラハム氏の伝説を追うことができるという点で意義深いです」と、同協会のインターネット伝道担当ディレクターであるジョン・キャス氏は述べている。「インターネットは、地の果てまで出向く機会を与えてくれたのです」
サーチ・フォー・ジーザスは、聖書の言葉と心に訴える映像によるプレゼンテーションで、ウェブサイトを訪れた人々に福音を伝える働きをしており、2011年5月に創設された。
1日当たり2万人を超える人が、この伝道用サイトで福音のプレゼンテーションを観ているという。「何十年もの間、私たちは人々のいるところ全てに行き、ビリー・グラハム氏、フランクリン・グラハム氏、ウィル・グラハム氏が福音を宣べ伝えられるように働いてきました」とキャス氏。「私たちはこの(インターネット伝道の)働きを、毎日満席のアリーナでメッセージを聴きに来た人を出迎えるようなものと見ています。ただ違うのは、観客がロシアやサウジアラビアなど、通常では私たちが行けない場所にいる点です」
同協会によると、たとえば、2014年10月の1カ月間だけでも、イラクの4万5千人、シリアの3万4千人、サウジアラビアの3万3千人が「PeaceWithGod.net」を通じてイエス・キリストの良い知らせに触れた。
キャス氏によると、この働きの目的であり、また同時に困難であった点は、キリストを受け入れると決断した人々を、オンラインからオフラインの学びに導くことだった。このために、このミニストリーはサイトを訪れた人や他の必要、質問がある人とライブチャットができる、訓練されたボランティアによる広大なネットワークを作り上げた。そして新しく信じた人をフォローアップするための資料を作成し、新しい信仰によって成長できるよう、各地域で教会を見つけるための手助けを活発に行っている。
サーチ・フォー・ジーザスの働きはまだ始まって数年だが、同協会で長年続けられている他の伝道と相互に作用し、フランクリン・グラハム・フェスティバルや、ビリー・グラハム氏の「My Hope(私の希望)」といった他の働きと連動している。
「この働きを通じてキリストを受け入れる決心をした人が500万人に達したことを祝い、神をほめたたえます。しかし、これはただ数字上のことではないということを、私たちは理解しています」とキャス氏。「最初の1人からこの500万人目の人まで、私たちのウェブサイトで福音のメッセージに応答した一人ひとりは皆、誰かの息子、娘、そして母親、父親なのです。一人ひとりのために誰かが神に祈っており、一人ひとりが皆神に愛されているのです」