【CJC=東京】イラクとシリアで活動する過激派集団「イスラム国」(ISIS)が16日、米国人アブドル=ラーマン・カッシグ氏を斬首して処刑したと主張、動画を公開した。カッシグ氏は2013年10月に人道支援活動を行っているところを拘束された。同氏はイスラム教に改宗する前はピーター・カッシグ氏として知られていた。
動画は、覆面した男性が足元に斬られた血まみれの頭を置いて立っている姿を映し出した。男性は英国風のアクセントで「これが米国市民ピーター・エドワード・カッシグ」と話している。画像はジハディスト(聖戦主義者)のウェブサイトとツイッターに掲出されたが、真偽は確認されていない。同じ動画にはシリア軍関係者とされる18人が首をはねられる様子も映っていたという。
イスラム国は10月3日に英国人アラン・ヘニング氏殺害画像を投稿した際、次にカッシグ氏の命を奪うと警告していた。