日本にいるときから、セキュラー音楽のシンガーとして活動していた。結婚後、救われてクリスチャンになり、今度は“ゴスペルシンガー”として用いられる機会を与えられるとは、夢にも思わなかった。神様のご計画がずっとずっと前から“私”というたった一人の中にもあり、これまでの歩みは何一つ無駄にされず、用いられるためにあったと確信する。
私が心から尊敬し、賛美奉仕者として愛する姉妹、まさに神様から美声と美貌の二つを与えられたAsiahを紹介したい。
ロックシンガーの父(小坂忠氏)、音楽プロデューサーの母の間に一人っ子として東京で生まれ、1歳半の時に大やけどをする事故に遭う。その時初めて教会で祈ってもらい、やけどの傷が奇跡的に癒やされた。それが、両親が救われるきっかけとなった。その後、両親はクリスチャンになり、教会に通うようになる。自身は、高校生の時に参加した教会のカンファレンスで献身を決意した。
両親がミニストリーのためにいつも忙しく活動していたので、小学校から寮制の学校に通った。上級生から教わったり、下級生の面倒を見たりと、一人っ子ながらも小さい頃から集団生活を経験してきた。今も面倒見のいい性格はそのままだ。
大学卒業後、米国で結婚するが、いろいろな事情で離婚し、今はシングルマザーとして2人の子どもを立派に育てている。長女は12歳、次女は10歳だ。
現在は米国のNew Wine Family Church を母教会とし、ローカル・アーティストのサポートや被災地支援のコンサートなどを続けている。今年からは、アメリカにある日本人教会に新しい日本語ワーシップを積極的に広げていく活動や、ワークショップ、コンサートなどのミニストリーを、こちらにいるクリスチャン・アーティストたちと一緒に行っていく予定だ。
これからは、両親が長年語ってきたワーシップの素晴らしさを、自分も語り続けていくこと。日本だけに限らず、世界中に神様の愛と救いを歌い語っていくこと。そして、若い女性たちが自分の美しさと価値を見いだすためのお手伝いをしていきたいと語る。
そんな彼女の好きな御言葉
He gives strength to the weary and increases the power of the weak.
疲れた者に力を与え 勢いを失っている者に大きな力を与えられる。(イザヤ40:29)
ますますその活躍から目が離せないAsiah・・・乞うご期待!
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マリ・パクストン(Mari Paxton)
日本でスタジオミュージシャン、コマーシャルシンガーとして活躍後、オーストラリア、アメリカへ渡る。結婚後、ラマーズクラスで知り合った牧師夫妻を通して教会に導かれ、クリスチャンに。家庭集会を日本人主婦向けに始める。現在、南カリフォルニアのサドルバック教会(リック・ウォレン牧師)でゴスペルクワイアのソリストとして活躍し、3人の子どもの成長とともに、夫婦向けの家庭集会をホストしている。2015年9月には、アンディ・デロス・サントスのプロデュースでアルバム「主を信じよう」(iTunesにて配信中)を発表した。