聖母マリヤ教会 Eglise Notre Dome de Pentecote
2007年6月5日(外観)、2013年5月2日(内観)の2回訪問
場所 パリのラ・デファンス地区 92800 Puteaux, France
設計 フランク・アムートヌ(デンマーク) 建設 2001年
新凱旋門に似た現代的なガラスの会堂
パリのラ・デファンス地区は近代的なビルが建ち並ぶビジネス街、中央部に新凱旋門「グラン・アルシュ」があり、その広場に面して聖母マリヤ教会は建っている。
大きなガラス壁面に十字架が表現されたシンプルなデザイン。コンクリート、ガラス、石を用いたモダンな教会だ。内部もシンプルかつ斬新な造形物のある礼拝堂が印象に残る。
周りは高層オフィスビル、仕事帰りの人々がぞろぞろメトロ駅へ歩いている。広場のカフェや芝生でくつろぐ人、メリーゴーランドがあり、子どもが遊んでいる。
2007年5月に訪れたときは閉まっていて中に入れなかったので、次にパリに行ったらぜひとも内部を見たいと願っていた。2度目に行ったときには、教会の方が親切にパンフレットをくださり、自分の母は日本に行ったことがあると話してくれた青年もいて、日本から見に来たことを歓迎してくれた。
内部
2階 礼拝堂
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西村晴道(にしむら・はるみち)
1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、アメリカ合衆国ソービック建築設計事務所短期留学を経て、1984年、西村建築設計事務所開設。現在に至る。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル静岡教会会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』(イーグレープ)。
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