解放されたサイード・アベディニ牧師の妻ナグメーさんが、オバマ大統領、フランクリン・グラハム牧師をはじめ、アベディニ牧師の解放キャンペーンを行った多くの諸団体、このことのために署名を寄せた世界中の数百万人に感謝した。
アベディニ牧師がイランの刑務所から釈放された数時間後の17日夜遅く、「祈り、私たちと共に泣き、請願書に署名し、住んでいる国の職員に呼び掛けてくださった全ての方に、感謝を申し上げたいと思います。この困難な時間、私たち家族と共に立ってくださり、ありがとうございました」とナグメーさんはフェイスブックに投稿した。
17日、ナグメーさんはオバマ大統領から個人的に電話を受けたことを明かした。
「少し前にオバマ大統領が電話をくださり、サイードの解放を祝福してくださいました! 私たちは昨年オバマ大統領と面会し、その時サイードをイランから解放することが優先度の高い事項だと約束してくださいました」と、アイダホ州ボイシに住む2児の母でもあるナグメーさんはつづった。
「昨年お話ししたときにも、そして今日も再び、彼の愛と熱意を見ることができました。大統領と、ホワイトハウスと国務省の尽力に感謝します」
ナグメーさんは、アベディニ牧師の解放について多くの場で語り、米国政府に対し、アベディニ牧師を返すためにできることを全てするよう呼び掛けたフランクリン・グラハム牧師にも感謝した。
「また、フランクリン・グラハム牧師にもとても感謝しています。彼は私と家族と共にあり、私たちがこの厳しい試練を通るのを見てきました。彼は偉大な霊的模範です。神の油注ぎが、彼とご家族に続けてありますように。神は霊的なメンターとしてだけではなく、友人としてもフランクリン牧師を与えて祝福してくださいました」とナグメーさん。
ナグメーさんはまた、法的な面で彼女をサポートした米国法と正義センターのチームが、署名運動を組織し継続してアベディニ牧師のためにキャンペーンを展開したことに感謝した。
「法と正義センターのジェイ・セクロウ氏、ジョーダン・セクロウ氏とチームの方々が、サイードが逮捕されたその時から今まで、毎日、全ての瞬間、私と家族のためにいてくださったことを感謝します。このことの裏で動いてくださった多くの方々の名前は知られてはいませんが、私は皆さんが誰なのかを知っており、皆さんのために祈り、してくださった全てのことに感謝しています」
「サイードが安全に帰宅するまで彼らは手を止めず、諦めませんでした。根気強く働きました。感謝の気持ちは表現し切れません。私の人生の中で、神からの贈り物です」
キリスト教信仰を理由に3年間投獄されていたアベディニ牧師は、報道された囚人交換の一部として他の3人の米国人と共にイラン政府によって解放された。
南カリフォルニアのグレッグ・ローリー牧師や他の米国の教会指導者も、アベディニ牧師解放のニュースを共有し、この解放が神の完全なタイミングで起こったと述べた。
ローリー牧師は16日遅く、取材に対し、「世界中のキリスト教徒がサイード・アベディニ牧師の解放のために忠実に祈っています」と語った。「私たちが望んでいたほど早くは起こりませんでしたが、神の完全なタイミングで起こりました。今、私たちは続けてサイード牧師と妻ナグメーさん、子どもたちと他の家族が、最終的には再会できるよう続けて祈りたいと思います」
フェイスブックへの投稿の中で、ナグメーさんはここ数年にわたり彼女を支えた、「数年にわたる旅の中で出会い、私にとってイエスの手足となってくださった多くの牧師と友人」などの人々に感謝した。
「人生の苦難の中、その苦難を共に負ってくださる人々を送ってくださったイエスに感謝します。サイードの自由をめぐる一つの戦いには勝ちました。より難しい戦いが多数あり、前には困難な道があります。私たち家族は、まだあなたの祈りを必要としています」