宅配すしチェーン「都人(みやこびと)」の守山店(滋賀県守山市)が配達したすしを食べた男女88人が食中毒の症状を訴え、客や従業員からノロウイルスが検出された。滋賀県草津保健所はこれを受け、都人守山店を9日から3日間の営業停止処分にした。NHKが伝えた。
NHKによると、都人守山店で4日と5日に作られたすしを食べた149人のうち、3〜88歳の男女88人が下痢などの食中毒の症状を訴えた。症状はいずれも軽く、全員が回復に向かっているという。
症状が出た客や調理した従業員からはノロウイルスが検出されたことから、草津保健所はノロウイルスによる集団食中毒と判断。都人守山店に9日から3日間の営業停止処分を命じた。都人守山店は既に8日から営業を自粛しているという。
都人は、フランチャイズの宅配すしチェーンで、フーズネット(大阪市)が運営。加盟店は昨年11月時点で近畿地方を中心に18店舗。滋賀県では守山店を含め4店が営業している。