静岡県御前崎市の中部電力・浜岡原発2号機で7日午前、小規模な火事があった。この火事によるけが人や、放射能物質の外部への流出などはないという。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、7日午前11時5分ごろ、浜岡原発2号機のタービン建屋3階で火災報知器が作動。確認したところ、タービンの排気ファン付近から出火していた。ファンを停止したところ火は止まった。付近が焼けるようなことはなかったという。
これまでのところ放射能漏れなどは確認されていない。浜岡原発2号機は現在廃炉作業中で、日本テレビによると、原子炉内と使用済みの燃料プールに核燃料はないという。原子力規制庁の検査官が7日午後、現場を訪れ調査する予定。
浜岡原発は、中部電力唯一の原子力発電所で1〜5号機がある。このうち1970年代に運転が開始された1号機と2号機は2009年に運転を終了している。