北海道北見市のNHK北見放送局で19日未明に発生した火災で、2階事務室の配線が火元である可能性が高いことが分かった。共同通信が伝えた。
同通信によると、北海道警と消防の合同による現場検証の結果、約470平方メートルが焼けた2階事務室の鉄製の柵近くにあった配線が激しく燃えていたことから、この配線が火元である可能性が高いとみられている。
この火災では、北見放送局内にいた男性警備員が19日午前0時35分ごろ、119番通報。消防車約7台が出動し消火に当たり、約4時間後に火が消し止められた。出火時、局内には警備員1人しかおらず、けが人もなく、事件の可能性は少ないとみられている。
北見放送局は、JR北見駅から北西に約1・5キロ場所にあり、近くには学校や住宅が立ち並ぶ。