北海道東川町の大雪山系・旭岳(2291メートル)で30日正午過ぎ、雪崩が発生し、スノーボードをしていた1人が巻き込まれた可能性があるという。30日午後に捜索が行われたが発見できず、31日にも本格的な捜索が行われる。NHKなどが伝えた。
NHKや読売新聞によると、雪崩が発生したのは旭岳4号目の「盤ノ沢」と呼ばれる地点。幅約200メートル、長さ約500メートルにわたって雪崩が発生したという。
雪崩を目撃した外国人スキーヤーが、スノーボーダー1人が雪崩に巻き込まれるのを見たと話しており、警察がヘリコプターなどを出して捜索したが発見できなかった。外国人スキーヤーは、スノーボーダーが見えなくなった後、叫び声が2回聞こえたと話している。
一方、同紙によると、これまでのところスキーヤーやスノーボーダーで安否が不明な者がいるという情報は入っていないという。
31日は、朝から陸上自衛隊も参加するなどして本格的な捜索が行われる。