ヒマラヤ山脈のチャムラン(7319メートル)を登山中だった日本人山岳ガイドの今井健司(けんし)さん(33)が行方不明となっていることが、10日までに分かった。共同通信がネパール当局などの情報として伝えた。現在捜索が続けられている。
今井さんが所属するジャパン・アルパイン・ガイド組合(JAGU)の担当者の話として共同通信が伝えたところによると、今井さんは今月上旬に1人でチャムランに登り始め、7日に下山する予定だったという。3日から連絡が取れない状態で、8日に在ネパール日本大使館に日本人男性が行方不明になっているという通報が寄せられたが、大使館は身元を明らかにしていないという。
今井さんのホームページによると、今井さんは岐阜県出身、山梨県在住。日本山岳ガイド協会の認定ガイドで、山岳同人「Right&Fast」の代表を務めている。ブログに投稿された9月23日付の記事には、9月25日から11月25日までチャムランへ向かうことをつづっており、9月27日には首都カトマンズの街並みを写した写真も投稿していた。
チャムランはネパール東部に位置するヒマラヤ山脈を構成する山で、世界第5位の高峰マカルー(8463メートル)の近くにある。