大阪市内にあるファミリーレストラン「ガスト」の駐車場で17日朝、男2人がもめ合っていると通報があり、警察が駆け付けたところ、1人の男が乗用車に乗り込み逃げようとして、パトカーに衝突。男性巡査長(26)が拳銃1発を発砲したが、男はそのまま逃走し、警察が行方を追っている。NHKなどが伝えた。
NHKによると、現場は大阪市阿倍野区松崎町にある「ガスト文の里店」の駐車場。警察官約10人が駆け付け、男2人に職務質問したところ、40〜50代の男が自分の乗用車に乗り込み逃げようとし、その際、パトカーに衝突した。巡査長が発砲で応じたが、そのまま逃走。男は身長1メートル70センチほどで、白い上着と赤いズボン姿だった。逃走した車はシルバーの乗用車。
警察は、逃走した男と一緒にいた別の男(38)に事情を聴いている。報道によると、当時周囲に通行人はいなかったという。
車に向かって巡査長が発砲したことについて、警察側はNHKに対して、「詳細については調査中だが、現時点では適正な拳銃の使用だと考えている」とコメントしている。朝日新聞によると、巡査長は発砲前に「撃つぞ」と警告していたという。