安保関連法案に反対してきた学生グループ「SEALDs(シールズ)」の中心メンバーである奥田愛基さんやその家族に殺害予告があったことを受け、奥田さんが通う明治学院大学(明学大)は29日、「言論の自由に対して許しがたいこと」などとする文書を発表した。
奥田さんは28日、自身のツイッターに「学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか・・・。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます」とコメントしていた。
報道によると、奥田さんに対する殺害予告は初め、明学大と2文字違いの明治大学(明大)に24日に送られてきたという。明大はすぐに警察に通報し、送られてきた書面を明学大に送付。明学大に書面が届いたのは26日だったという。
29日の文書によると、明学大は最寄りの警察署に被害届を出し、相談しており、「今後も大学としてしかるべき対応をし、学生、教職員の安全に配慮する所存です」としている。