【CJC=東京】教皇フランシスコは19日、キューバと米国への司牧訪問を開始した。28日まで10日間にわたるもので、教皇フランシスコにとって10回目の海外司牧訪問(イタリアは除く)となる。
バチカン放送(日本語電子版)が明らかにした、教皇訪問日程は次の通り。
▽9月19日(土)午前、教皇はローマを特別機で出発、最初の訪問国キューバに向かい、同日、現地時間午後ハバナに到着、空港で歓迎式。
▽20日(日)午前、ハバナ市内の革命広場で教皇は市民参加のミサを捧げる。午後、ラウル・カストロ国家評議会議長を革命宮殿に表敬訪問。続いて、ハバナ司教座大聖堂で教会関係者と夕べの祈りを執り行い、夜からは、文化センターで若者たちとの集いを持つ。
▽21日(月)午前、ハバナからオルギンへ移動、市内の広場でミサ。午後、サンティアゴ・デ・クーバへ。神学院でキューバ司教団との出会い。夜、コブレの慈愛の聖母巡礼聖堂を訪問。
▽22日(火)午前、コブレの慈愛の聖母巡礼聖堂で教皇ミサ。サンティアゴの司教座聖堂で家族たちとの集いを経た後、キューバを離れ、次の訪問国・米国に向け出発。同日夕方、ワシントン到着。
▽23日(水)午前、ホワイトハウスでの歓迎式典の後、バラク・オバマ大統領と会見。次いで、使徒聖マタイ司教座大聖堂で米国司教団と会見。午後から、無原罪の御宿りの聖母大聖堂で福者フニペロ・セラ神父(1713~84)の列聖ミサを司式。夜、聖ヨハネ・パウロ2世神学院を訪問。
▽24日(木)午前、ワシントンの米連邦議会で演説。この後、市内の聖パトリック教会でホームレスの人々と会見。午後、ニューヨークに移動。夜、聖パトリック司教座大聖堂で教会関係者と夕べの祈りに参加。
▽25日(金)午前、教皇はニューヨークの国連本部を訪問、演説。グラウンド・ゼロ、9・11メモリアルで諸宗教関係者と会見。午後、カトリック系学校で移民の子どもたちとその家族らと交流。夜、マディソン・スクエア・ガーデンでミサを行う。
▽26日(土)午前、フィラデルフィアへ。司教座大聖堂でペンシルベニアの教会関係者とミサ。午後、インディペンデンス国立歴史公園で中南米系信者たちとの出会い。夜、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイでカトリック教会の第8回世界家庭大会の前夜の祈りを主宰。
▽27日(日)午前、フィラデルフィアの神学院で世界家庭大会の出席司教らと会見。この後、刑務所訪問。午後、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイで第8回世界家庭大会閉会ミサ。夜、フィラデルフィア空港での送別式を経て、帰途に。
▽28日(月)イタリア時間午前、ローマに帰着。