【CJC=東京】教皇フランシスコは19日、バチカンからキューバに向かう特別機内で同行記者団に対し、キューバへ出発する前にバチカン市国内で最近保護したシリア難民の家族と面会したことを明らかにし、「(難民の)顔に苦痛が見て取れた」と説明、心が揺さぶられたと述べた。ロイター通信報道として共同通信が伝えた。
イタリア系移民の家庭に生まれたアルゼンチン出身の教皇は今月、欧州に逃れてきた難民や移民らを欧州の全てのカトリック教区や教会などで保護するよう呼び掛け、バチカン市国内の2教区で1家族ずつ受け入れるとしていた。